ゴルフ会員権の売買には、会員から直接購入する相対取引と専門の仲介事業者を利用した媒介取引の二つの方法があります。会員からの直接購入には、メンバーが既に死亡しているのに相続人に名義変更がされていない、会費未払いなどの瑕疵が追随していることがありリスクが高いため、専門の仲介事業者を利用するのがベターです。仲介事業者は売主と購入希望者をマッチングするのを専門にしていますが、ゴルフ会員権の相場を元に購入価格は左右されます。ゴルフ会員権の売買取引の相場を提供しているのが、関東ゴルフ会員権取引業協同組合になります。
関東ゴルフ会員権取引業協同組合は、関東通産局認可団体でありゴルフ会員権の基準相場の作成や購入希望者の方が安心して購入できるための厳格なゴルフ会員権の取引規約を作成し、それぞれの実施状況管理やゴルフ会員権界隈における諸問題についての行政当局との折衝や、事故や不祥事の発生防止のための全国のゴルフ場との連絡など多彩な事業を展開してきました。昭和33年にゴルフ会員権事業が誕生し、現在ではゴルフ会員権の業者も関東だけでも400社以上を数えるに至っています。関東ゴルフ会員権取引業協同組合は昭和48年2月に発足し、中小企業組合法に準拠して組合員31社で事業を開始しましたが、現在では目下約180社にまで発展するに至っています。関東ゴルフ会員権取引業協同組合では今後も健全なゴルフ会員権取引市場の健全な発展に寄与するものと見られます。